PM2.5 日中韓で議論…日本、技術移転狙う

PM2.5 日中韓で議論…日本、技術移転狙う

大気汚染が深刻化していた1994年の大連市街地(大連のテレビ塔から撮影、北九州市提供)







北九州市の環境協力後に青空が戻った2000年頃の大連市街地(大連のテレビ塔から撮影、北九州市提供)
 日中韓環境相会合が5日から2日間、北九州市で開かれる。日本と両国の緊張が高まる中、微小粒子状物質(PM2・5)や黄砂による越境汚染対策などを中心に話し合われる。日本は、大気汚染改善などで最先端の環境技術移転に向けた道筋をつけたい考えだ。

◇5日から環境相会合
 石原環境相、中国の李幹傑次官、韓国の尹成奎ユンソンギュ長官が出席する。中国の周生賢・環境保護相は、四川地震の対応のため国内を離れられないとして、副大臣級の参加となった。沖縄県尖閣諸島を巡る問題や閣僚の靖国神社参拝を背景に他の閣僚級会合や大臣の訪中が中止になり、環境相会合も開催が危ぶまれていた。

 日本側が重視しているのは、関心の高まっているPM2・5などの大気汚染対策について何らかの成果を6日に発表する予定の共同声明に盛り込むことだ。具体的には、日本の高い環境技術やノウハウの移転、共同研究を推進しながら、3か国が協力してPM2・5などの削減に取り組んでいくことを想定している。

 5日は3か国の企業や学生によるフォーラム、6日は日中、日韓の2国間会合なども予定されている。

 一方、開催地の北九州市は、高度経済成長期の公害を克服した経験をもとに技術輸出を独自に進めている。5日のフォーラムでは同市に本社のある衛生陶器メーカー「TOTO」が、建物の壁に特殊な塗料を使って大気汚染物質の窒素酸化物(NOx)を無害化する技術などを売り込む。同市は、大気汚染が深刻化していた友好都市の中国・大連で1996年から本格的に環境協力を始め、大気改善に貢献した実績もある。

 2010年には、環境技術の輸出を促進する「アジア低炭素化センター」(センター長=小宮山宏・前東京大学長)を設置し、廃棄物処理など8か国で37のプロジェクトを進めている。

 北九州市立大の門上希和夫かどかみきわお教授(環境化学)は「副大臣級とはいえ中国の出席は、環境問題で日本に学ぶべきことがあるという意識の表れだろう。北九州市などが中国と積み重ねてきたパイプが太くなることを期待したい」と話している。
 【日中韓環境相会合】北東アジア地域や地球規模の環境問題の対策について協力を強化するため、1999年から毎年開催しており、今回で15回目。黄砂の共同研究などの成果があった。

(2013年5月3日3時18分 読売新聞)

TOTOという会社は、北九州市が本社だったのですね。私はてっきり広島市が本社だと思っておりました。
TOTOには、神様が横にいるのであろう。
中国の環境改善のお手伝いが出来ると良いですよね。
TOTOの新技術関連には、投資したいなあ、と思っております。^^