「圧力鍋爆弾」か、FBI「テロ」として捜査

「圧力鍋爆弾」か、FBI「テロ」として捜査
 【ボストン=加藤賢治、ワシントン=白川義和】米北東部マサチューセッツ州で行われたボストンマラソンを狙った爆弾テロ事件で、米連邦捜査局FBI)ボストン支部のデロリエ支部長は16日、爆発した二つの爆弾は、圧力鍋の中に爆薬を詰めた仕掛け爆弾の可能性が高いとの見方を示した。これに先立ち、オバマ米大統領は16日、ホワイトハウスで記者団に対し、事件について、「FBIがテロ行為として捜査している」と述べ、事件を初めて「テロ」と明言した。

 オバマ大統領は事件を「凶悪で卑劣な行為」と非難し、「罪のない市民を標的に爆弾を使うのはテロ行為だ」と強調した。実行犯が個人か組織か、国内勢力か外国勢力かどうかは動機も含めて「まだ不明だ」と述べ、全容解明には一定の時間がかかるとの見通しを示した。

 デロリエ支部長によると、爆弾には殺傷力を高めるため、くぎなどの金属が入っていた。爆弾はナイロン製の黒いバックパックに入っていたとみられる。FBI研究施設が現場の遺留品の最終的な分析を行い、爆発物の詳細を特定する。

 AP通信は当局者の話として、使われた圧力鍋の容量は約6リットルと伝えた。爆弾の一つにはボール・ベアリングも入っていたという。また、米紙ニューヨーク・タイムズは司法当局者の話として、台所にあるようなタイマーが起爆装置として使われたと報じた。

 事件に関してはこれまでに2000件以上の情報が寄せられているが、デロリエ支部長は「単独犯か複数犯なのかを特定する情報はまだない」と述べた。

 FBIなどが2010年に発表した報告書によると、圧力鍋を使った爆弾はアフガニスタンやインド、ネパール、パキスタンのテロ攻撃で頻繁に使われているが、米国内のテロ未遂事件で見つかったこともある。パキスタン系米国人の男が10年5月、ニューヨークの繁華街タイムズ・スクエアを狙った爆弾テロ未遂事件でも、計3個の爆弾のうち1個はこのタイプだった。

 一方、米メディアによると、犠牲者3人のうち1人はボストン郊外に住む女性(29)と判明した。死亡した8歳の少年と同様、マラソンのゴール近くの沿道で応援していた際に爆発に巻き込まれたという。

(2013年4月17日11時43分 読売新聞)

実に悲し事です。被害の合われた方が、正しい神学の基にある神の下へ行かれますように。amen.