「3本の矢」弱さ自覚せよ…政治部長 永原伸

「3本の矢」弱さ自覚せよ…政治部長 永原伸
 社会保障・税一体改革関連法案がきょう成立する。成立を前に民主、自民両党が繰り広げた衆院解散時期を巡る対立は、法案の土台である「民自公」の枠組みの 脆弱 ( ぜいじゃく ) さを露呈させた。

 自民党が、法案の成立と引き換えに解散確約を迫る強硬戦術に出たのは、野田首相が来年度予算編成に言及し、「政権延命を画策している」と疑ったからだ。民主党内は選挙先送り論が大勢だけに不信感は増幅する一方で、一体改革だけでなく世界の日本への信認が崖っぷちに立たされた。

 土壇場でどうにか「近いうちに国民に信を問う」とする合意にこぎつけたものの、公明党による懸命の説得と野田首相と谷垣総裁のホットラインという、か細い糸でようやくつなぎ留めたに過ぎない。

 3党は、この枠組みの 脆 ( もろ ) さを自覚すると同時に、自分自身の「弱さ」も虚心 坦懐 ( たんかい ) に見つめる必要がある。

 民主党は一体改革法案ひとつ見ても、6月の衆院採決で大量造反を出して、同党だけでは衆院通過すらおぼつかなかった。自公両党は、仮に総選挙で勝利して政権に復帰できても、参院は過半数割れしたままだ。

 3党がバラバラでは、選挙後にどの党が政権の座に就いたとしても、一体改革の具体化は無論、原発・エネルギー政策やTPP(環太平洋経済連携協定)参加など山積する内外の諸課題に取り組むことは至難の業である。

 他方で、3党は「強さ」も持ち合わせている。社会保障制度改革も、税制改革も、小泉内閣以降の歴代内閣が挑んで果たせなかった懸案だ。毛利 元就 ( もとなり ) が3人の息子に諭した「1本の矢なら簡単に折れても、3本の矢なら容易には折れない」の逸話の通り、3党が協力すれば多くの課題を前に進めることが可能となろう。

 総選挙は「近いうちに」行われる。各党が選挙に向けて走り出せば、せっかくつなぎ留めた“3本の矢”は再びほぐれてしまう。3党は、たとえば「第1党が首相、第2党が副総理」と約束して選挙に臨むなど、「民自公」を選挙後も維持できるよう、今から知恵を絞るべきだ。

(2012年8月10日3時28分 読売新聞)

→ http://premium.yomiuri.co.jp/pc/?from=yolgn#/news_20120810-118-OYTPT00165/scrap_list_FD00000000

強靭そうに見える今の自民党の結束は、一旦与党に返り咲いた途端に、脆い党内結束へと変化してしまうように見ておりますが如何でありましょうか? 少なくとも私のデジャヴではそうでありましたよ。
伊吹氏の勢いが増していき、谷垣総裁は自民党力学の蚊帳の外に置かれる危険性が増していったことを記憶しておりますが、今度はどうなるのでしょうか?
残念ながら谷垣氏親派は、政策企画能力が極めて低い人ばかりが揃った、徒党組でありました。派閥の数の力学ばかりに意識が先に向かい、結局は政策に関する企画立案を殆ど放棄してしまう国会議員ばかりが、周りを取り囲んでおりました。
つまり谷垣政治は、新味において根本的に欠落した政治でありまして、従来の自民党政治に戻ったら、それ以降、公共投資予算ばかりを追いかける政治に逆戻りしておりましたよ。
確かに政治家にできることというのは、かなり少なかったりします。政治企画案がそうポイポイと湧いて出る仕組みは無いかもしれない。
私が言えることは、そんな政治家の悩みに関して、『問題の発生、イコール仕事企画の始まり』。『大概の問題発生事案は、利益追求の原資なり』と思って、面倒くさがらずに、コツコツと仕事を積み上げていく人が、最後には力持ちになっていくという考えしか思い浮かばないのですが、皆さんはこのタイプの『問題児』に関してどういったスタンスを持っておられるのでありましょうか?

『問題と問題児を、身内に抱え込みなさい』と、誰かの助言にありましたが、保守派政治の命脈は、『企画立案能力、イコール問題児解析』にある、と私は保守派与党には助言しようと思っております。しかし少なくとも相手を強引に、問題児に仕立て上げてはいけない。

あとは『素朴な疑問』を常に、辞書的意味として確認を取ることを忘れないことが、答弁を明らかなものにするコツでありましょうか? 熟語の対句をとり、反意語をとり、時間区分を考える癖を持つこと。時間闘争に関して、果敢に判断をしていくこと。これらをシステム化しているものが世の中に出てくるであろうが、地道に『問題児問答』を続けていく根気がないと政治家は務まらないと思っております。『人工問題児』を作らない努力? これが政界いじめを無くす、大人の判断なのかもしれない。

少なくとも私は、政治世界においては『問題児』であるという自覚はもち始めておりますよ…。

そんな時、ハマコーさんが亡くなられた。皆さんは『結実しない問題児』に、半ば呆れていたが、私は『天然問題児』は、言葉の意味を正しく理解すれば、『創造性の原資』だと思いましたけれども如何でありましょうか?

『盗人』がいけないよというのは、正しくは、「創造性の阻害になるから、その人から物を盗んではいけない」と、大人倫理を確立する事だと思っております。

『問題児と著作権』。ここに強みを持つ新人を養成することが、日本政界の次の命綱になっていくのでありましょうか?

私は自民は持ち時間が短くて、新興野党に追い抜かれていくであろうと、思って見ておりますよ。返す返すも、自民党は野党時代に、政策研究で新味を出せなかったこの時間的喪失が、悔やまれてしょうがないと、私は感じております。
それとも隠れて政策を練っておられたのでしょうか? 優等生リストラに何か意味があるのでしょうか?

私はそういった意味で、橋下氏も政治原理は、民間企業のようなリストラ効果ばかりを政治に求める、いわばオールドスタンスの新人類であると見ておりますが、――私はそこに失望を隠せないでおりますが――おそらく自民党も同じ轍を踏むのでありましょう???

リストラの方式を権力闘争の一種として活用しだしたら、もうそれは政治ではないですよね?

私は『捨てる神のみの政治』には反対であります。


というわけで、谷垣氏はどちらを向いて政治を行っていくのでありましょうか?
『時間(呼吸)との格闘』。それが新生自民党でどう扱われるか、見ていようと思っております。

現場仕事の歩数がそのまま政治の強み。政治の行間。

ここに新しいものを生み出せないオールドな保守は、そろそろ新機構に飲み込まれて、新しい政治形態へ移行した方が良いのではないであろうか?

私は『日本民主党』『日本共和党』『日本維新の会』に政界再編されるべきだと思っておりますよ。30年後までに、日米の政治思想のすり合わせに、この議論が乗ることを私は目指したいと思っております。

それまでに、『日本の「盗」体質』を改める事。創造性優位社会を築くこと。これを目指さなければ、産業振興は息詰まると見ておりますけれども、新しい政治家の方はどう思われるでありましょうか? 
友達で問題児を抱える正義体質を、狡さで考え違いしてはいけない。


如何にも『天然』は、大切なシステムかもしれないと思っておりますよ。^^ 笑