重量級とも夢中で稽古…松本「やりたいからやる」

重量級とも夢中で稽古…松本「やりたいからやる」

カプリイオリウ(右)に内側から足を刈られる松本(30日)=菊政哲也撮影
 闘志あふれる戦いで初舞台となった五輪で金メダルをもたらした松本。柔道への考え方が変わったのは、大学時代だった。「柔道って楽しいんだ」――。

 上の兄や姉の3人が習っていた影響で始めた柔道。レスリングも取り入れるなどユニークだったが、週3回の稽古は厳しく、練習時間は4時間に及ぶこともあった。故郷の金沢を離れ、東京の高校に進学。高校総体も制したが、練習環境が合わずに悩みを抱え、「違うな。もう、いいと。爆発して辞めました」。

◇大学時代成長の転機

 金沢の高校に転校して進路を考え始めた時、57キロ級は帝京大が強いと聞き、行きたくなった。だが、通う高校は別の大学の系列校で、有望な松本を離したくない。帝京大の稲田明監督(当時)が頭を下げに足を運び、ようやく希望がかなった。

 大学の稽古風景は、想像とは全く違った。押しつけられるのではなく、必要だと思う練習が好きなだけできた。軽量級から重量級まで幅広い階級の選手をつかまえて稽古した。稲田監督は、「『何で重量級とやるんだ。けがをするだろう』と怒ったら、『やりたいからやるんだ』って。スピードもパワーも身に着けたかったんだろう」と推し量る。規格外の身体能力を持った松本には、自由な環境が心地よかった。

 自分で考えて強くなるのは、作られたメニューをなぞるより難しいだろう。だが、大学4年で松本は世界選手権出場という結果を残し、五輪の舞台では「プレッシャーはあったが、自分のやってきたことを信じていた」と笑えるまでに進化した。自分で道を切り開いてきた24歳が、待ちに待った金メダルをつかんだ。(下山博之)

◇内側から軸足刈り「反則」

 女子57キロ級決勝は、押し気味に試合を進めていた松本の「反則勝ち」で決着した。問題となったのは、延長戦の場外際で、松本が内股を仕掛けようとしたところ、これをこらえた相手に軸足の右足を内側から刈られ、腹ばいに倒れた場面。これがカプリイオリウの反則と認定された。

 国際柔道連盟(IJF)の試合審判規定では相手が払い腰などをかけた際、支えている足を内側から刈ることを禁じている。顔を打ったり、膝を痛めたりする原因になるため、重大な違反として即、反則負けとなる。カプリイオリウは「反則だとは気付かなかった」と釈明した。

(2012年7月31日15時1分 読売新聞)
→ http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#/news_20120731-118-OYTPT00809/scrap_list_FD00000000

柔道もルールがころころ変わり、その度に柔道の見かけ上の違いも大きくなり、どのスタイルが正しいのか分からなくなりましたよね。今の柔道は、我々の学生時代の柔道が実際に行われているなあという感じ…。

特に変化が著しいのはヨーロッパ柔道ですよね。我々の時代では自護体から技の掛け逃げの柔道が盛んで、本来の柔道からは程遠いものでありました。畳際の判断も違い、今より狭い感覚の競技場でありました。

……

帯広柏葉高校の柔道は、寝技の柔道と他校から揶揄されておりました。立ち技で技の決めを行えるのは、我々の先輩の時代まででありまして、身体の小さかった35期の柔道部員はやはり掛け逃げ柔道で寝技の柔道でありました。
それでも、35期の十勝管内の戦績は団体戦では、準優勝と3位でありました。何れもあと1勝のところで全道大会を逃しておりました。^^

私も立ち技で一本を決めれる柔道に憧れておりました。それで背負い投げと、大外狩り、体落し、袖釣り込み腰の崩れ技、巴投げを得意としておりまして、いつもその夢を追いかけておりました。

でも夢は夢のままで終わったなという感じでありましたよ…。

……

私は文武両道とはいかなかった。本格的に勉強に取り組みだしたのは、大学に入学してから…。
理系で小説家を目指して勉強し、それが気に食わないという事で、大学の教官には酷い目にあわされたりもしましたっけ…。
実際態度も悪かったですしね…。

柔道の取組も後手、勉強に目覚めるまでの間も後手。結局出足が悪かったのですね…。

……

話が横にずれましたが、結局今の柔道の試合を見ていて、今の柔道は我々の時代の柔道そのままという事を感じております。
一時期の寝技蔑視の柔道観が変わり、寝技も十分に見るようになりました。私は今の柔道が正しい柔道だと思って観ております。

……

柔道の試合感は、時と共に変わっていくのでありましょうか? これから柔道はどういった流れで変わっていくのでありましょう? もう日本の柔道ではなくなってしまいましたね。世界の柔道になり、それで勝っていかなくてはならなくなりました。
少しづつ、日本の柔道が正しく伝わるようになり、世界の柔道家が自然体で柔道を行うようになることを祈っております。この今の流れをず〜っと続けて欲しいなと思っております。

頑張れ! 中井選手。上野選手。 頑張れ日本! 私はいつまでも応援していきたいと思っております。