支持率持ち直し 菅内閣は政策実現に全力を(1月16日付・読売社説)

支持率持ち直し 菅内閣は政策実現に全力を(1月16日付・読売社説)
 政策実現のための新たな布陣にひとまず期待するということだろう。

 内閣再改造直後に実施した読売新聞の緊急世論調査で菅内閣の支持率が34%になった。先月、内閣支持率は25%にまで落ち込んだが、再改造でやや持ち直した。

 小幅ながらも、閣僚の顔ぶれが変わり、首相の言う「最強の態勢」に期するところが、内閣支持率を押し上げたと言える。

 世論調査では、社会保障制度維持のための消費税率引き上げ、アジア太平洋諸国と貿易を自由化する環太平洋経済連携協定(TPP)への参加について前向きに答えた人がいずれも約6割を占めた。

 多くの国民が望んでいることを踏まえ、首相は、懸案解決に断固とした姿勢で臨むべきだ。

 小沢一郎・元民主党代表の「政治とカネ」の問題についても同様である。81%が、小沢氏は国会で説明すべきだと考えている。

 小沢氏が強制起訴された場合、菅首相は議員辞職や離党を促す意向を示したが、こうした首相の方針を72%の人が支持した。小沢氏の問題の解決が、菅内閣の評価を高めることにつながろう。

 一方、今回の改造で最も注目された、与謝野馨・元官房長官の経済財政相起用については「評価しない」が、ほぼ半数を占めた。

 与謝野氏は自民党たちあがれ日本で、激しく民主党政権を批判してきた。それだけに国民の間には、「入閣は理解できない」という思いが広がっているのだろう。民主党だけでなく、自民党など野党側にも反発が強まっている。

 こうした疑問や批判に対して、与謝野氏は、実績を示すことで応えなければならない。それが、菅内閣の行方を左右することになるに違いない。

 菅内閣は、再改造によってとりあえず“危険水域”を脱した格好だ。ただ、昨年9月の内閣改造直後の世論調査では支持率が66%に跳ね上がったことと比べると、国民の見方は依然冷ややかだ。

 象徴的なのが、政策面で実績を上げられると思うかという問いに対し、70%が「そうは思わない」と答えていることである。

 菅首相は「有言実行」、「一に雇用、二に雇用、三に雇用」などスローガンは掲げるが、実行力が伴わなかった。消費税率引き上げやTPPについても、党内で反対論が強まると及び腰になった。

 首相が再び逃げを打つような態度に出れば国民に見放される。そのことを胸に刻み、国政のかじ取りに当たってもらいたい。

(2011年1月16日01時12分 読売新聞)

第二次再改造内閣発足後、初の世論調査が出てきました。菅民主党内閣の支持率は34%との事。かなりシビアな結果となりました。
この結果は、前内閣同様、国民はさして新内閣に対して期待をしていないという結果の表れであり、民主党に対する見方の厳しさを表しているものと思われます。
しかし、国民の約六割は、TPP問題、消費税増税問題に対して、菅首相との意見の隔たりは少なく、実際に必要な施策に関しての意見は共通のものが多いという世論調査の結果も出ております。そこを勘案しますと、要は、菅政権の実行力に関する見方が厳しいわけであり、一方それに関して、菅氏の提示する必要施策に一定の理解は進んでいるのだとも思われます。如何にして、ねじれ国会を乗り越えて、施策を実行に移していくのか? 実行が伴っていないから、支持率が低いわけでありましょう?


ところで世論調査の結果は、小沢氏の政倫審招致問題に関して、国民の多数が国会招致を望むという結果が出ております。菅首相は小沢氏切に関して積極的に動かなければ、政権支持率の浮揚をする事が出来ませんよね。
小沢氏の頭の中には新党構想もあるのではないでしょうか? ただあまりの逆風に、小沢新党では選挙が勝てないとふんで、この逆風が止むまで、繋ぎで民主党に籍を置いているだけではないでしょうか? 私は民主党は単に小沢氏の弾除けに利用されているだけであり、それを思うと小沢氏の離党勧告も止むを得ないのではないのかと思っております。小沢氏は菅政権での解散総選挙の結果を期待しているわけであり、その結果が出た後に、ゆっくりと新党旗揚げをすればよいと思っているのではないでしょうか?
どの道、民主党では、政権を維持できないと読んでいるのでありましょう。


与謝野氏の経済財政相就任の不支持率が五割だという結果が出ました。私は『社会福祉と税』に関する問題の解決に、政治生命を賭けた与謝野氏には敬意を表したいと思っております。私は自民党公明党における問責決議提案には納得をしておりません。私は政治家自らの政治的信念を遂げるためには、党を超えた動きをする事も必要不可欠だと思っておりまして、その辺は流動的であって良いのではないかと思っております。私は政治家はもっと自らの政治信条に対して積極的であるべきだと思っております。その事を実践して見せた与謝野氏に対して、私は支持したいと思っております。


私は菅首相は消費税増税案の信を国民に問うてあがりの、政治的運命を持っていると思っております。そこまで辿り着くのが、政治家としての山場であり、そこに政治家生命を賭けて臨むべきだと思っております。
そういった意味で、消費税増税の信を国民に問う菅内閣を支持したいと思っております。